福来たる
世の中が進歩し信仰深い人間が少なくなった現代に現れた福の神がサラリーマンに与えた「幸福感」とは
個人的好き度:
★★★☆☆
著者
藤子・F・不二雄発表年
1981年(昭和56年)初掲載雑誌
双葉社 「週刊漫画アクション増刊」![]() | ![]() |
所感
後輩と飲みにいって愚痴って酔っぱらう中年サラリーマンそこに子供のような福の神が現れる。
福の神は、自分の姿が見えるそのサラリーマンに願いを叶えてやろうとするが、
100年ぶり(作品発表時換算で明治初期頃)に人間界に降り立った福の神は、
ひねるだけで出る水、残したご飯を残飯として捨てる姿、1000円の小遣い(昔のお金換算では10万銭)
という、当時の人間と比べると途方もない贅沢なサラリーマン一家の暮らしぶりに驚愕。
そのうえにサラリーマンは幸福感が欲しいとねだる。
そこで福の神がとった行動とは・・・。
少しどこか間の抜けた神様が出るお話はたまにありますが、
愚痴をこぼしたり、癇癪をおこしたりするあたりがサラリーマンとあまり変わりません。
信仰心が薄くなった現代を嘆く姿は哀愁さえ漂います。
神様という特別な存在にもかかわらず、人間味あふれる性格なところがユーモアたっぷりの作品です。
これもまたオチが大変面白く、読者はアッと思わせられてしまいますが、
現代に適応した力を持たない福の神が、サラリーマンに幸福感を味わってもらうためにはこれしかないという方法でした。
掲載書籍
藤子・F・不二雄SF短編コンプリート・ワークス 愛蔵版(5) (書籍扱いコミックス単行本)
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藤子・F・不二雄SF短編コンプリート・ワークス(5) 夢カメラ (ビッグ コミックス)
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藤子・F・不二雄大全集 SF・異色短編 3
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藤子・F・不二雄SF短編集7 タイムカメラ
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藤子・F・不二雄SF短篇集 (3) 超兵器ガ壱号 中公文庫―コミック版
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藤子不二雄SF全短篇 (第3巻) 征地球論
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