カメラが映し出すのが映像ではなく「価値」「評価」だとしたら・・・。
個人的好き度:
★★★★☆
著者
藤子・F・不二雄
発表年
1981年(昭和56年)
初掲載雑誌
小学館 「ビッグコミック」
所感
古美術店の娘、竹子は大金持ちでイケメンの倉金から結婚の激しいアプローチをされます。しかし当の竹子は写真仲間の宇達と楽しく撮影に行く日々。
そんな中竹子はいよいよイケメンからプロポーズを迫られ、玉の輿に乗るか否かの瀬戸際で現れたヨドバ氏。
以前に竹子に渡した「値ぶみカメラ」なる謎ツールの代金を求めてきます。
この「値ぶみカメラ」とは、被写体の本価(原材料費)、市価(被写体の市場での価格)、産価(将来被写体が生み出す価格)、自価(自分にとっての価値)を、数値ではじき出すカメラでした。
このカメラを使って倉金と宇達の二人を撮影した竹子は、恋の結末をどのように迎えるのか、、、。
このカメラシリーズはとても面白いです。
特にこの作品は、「産価」や「自価」など、ありそうでなさそうな、でも説得力のある造語が使われており、それがリアルさを醸しだして面白く感じます。
何より凄いのは、作品発表から半世紀近くたってもこのカメラの未来感が色あせない、素晴らしい作品ですね。
掲載書籍
藤子・F・不二雄SF短編コンプリート・ワークス 愛蔵版(5) (書籍扱いコミックス単行本)
藤子・F・不二雄SF短編コンプリート・ワークス(5) 夢カメラ (ビッグ コミックス)
藤子・F・不二雄大全集 SF・異色短編 2
ビッグコミック×藤子・F・不二雄SF短編集 下巻 (ビッグコミックススペシャル)
藤子・F・不二雄SF短編集7 タイムカメラ
パラレル同窓会 (小学館文庫―藤子・F・不二雄〈異色短編集4〉)
藤子不二雄SF全短篇 (第3巻) 征地球論
外部サイト