地球侵略を企てる宇宙人達。様々な角度から地球生物「人間」を観察したのち、宇宙人達はどういう結論を下すのか。
人類を宇宙人目線で捉えた衝撃作。
個人的好き度:
★★★★★
著者
藤子・F・不二雄
発表年
1980年(昭和55年)
初掲載雑誌
朝日ソノラマ 「マンガ少年」
所感
地球を攻め取るかどうか、日本の国会のような場所で宇宙人たちが議論するところからこの物語ははじまります。
宇宙人たちは地球を攻撃するか、せずに自滅を待つか、他の星を探すかなど意見が分かれ、なかなか結論が出ないため議論の人数を絞り、現在の地球人について観察した結果のプレゼンを見て結論を出すこととなります。
このプレゼンの内容ですが、例えば
「地球人は平等を重要視しながら宝くじを買って優劣をつけようとする。なぜなのか?」
「古い世代は新しい世代を批判し、新しい世代は古い世代を批判する。異人種なのか?」
などなど、このプレゼン自体が話の中核なのですが、地球人としては実に耳の痛い内容ばかりとなっていて、しかしながら「確かに宇宙人目線だとそう思うわ」と思わせられるようなユニークな視点もあり、侵略前の物々しさとはかけ離れた面白いプレゼン内容となります。
そして最後の結末、地球を攻めるのか攻めないのか、オチがまた秀逸で思わずニヤけてしまいました。
掲載書籍
藤子・F・不二雄SF短編コンプリート・ワークス 愛蔵版(10) (書籍扱いコミックス単行本)
藤子・F・不二雄SF短編コンプリート・ワークス(10) 征地球論 (ビッグ コミックス)
藤子・F・不二雄大全集 少年SF短編(3) (てんとう虫コミックス(少年))
藤子・F・不二雄SF短編集6 パラレル同窓会
藤子・F・不二雄SF短篇集 (4) ぼくは神様 中公文庫―コミック版
藤子不二雄SF全短篇 (第3巻) 征地球論
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